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2011年 05月 09日 |
イースターが終わり、教会は春の伝道集会モードに移りつつあります。

昨日の日曜日は、教会の大掃除。
礼拝堂の椅子、週報ボックスなどを全部、外に出して、ワックス掛けをしました。
1年に2回、春と秋の伝道集会の前になされます。
これは伝統だそうです。
礼拝堂はぴかぴか、つるつるになりました。

もうすぐあの震災から2ヶ月が過ぎようとしています。
先日、NHKの心の時代という番組を見ました。
作家の辺見庸氏の「瓦礫の中から言葉を」という番組。
何枚かの写真が紹介される以外はほとんど辺見氏がカメラに向かって
1時間の間、ひたすら語りかけるという構成のシンプルな番組でした。
普通なら退屈するはずなのですが、不思議と少しも退屈しない。
身じろぎもせずかしこまってただただ聞き続けた。
いや、ほんとうに退屈どころではなかった。

感じてはいても、どうして言葉にならなかったことを辺見氏をとおして
言葉にされたとでもいうのでしょうか。
テレビを見て感情は揺さぶられはしても、
津波に襲われた被災地に立っても、
ほんとうには悲しむこということができなかったのですが、
辺見さんの言葉がストンととにかく心に落ちてきた。

この番組での辺見さんには、聖書の預言者に似たものを感じました。
アモスのような…。
激しく熱く太い言葉。

衝撃を受けて打ちのめされました。

辺見氏は、3・11後、作家として詩人として、
言葉のことをずっと考えておられるようです。
言葉を届けるということ、言葉の問題…。
3・11のことを言葉の問題として捕えておられます。
そして、瓦礫の中から言葉を拾い集めて、その言葉を伝えること、
これこそ自分にできることで、これからしなければならないことだと。

僕はようやく気づかされはじめた気がしています。
キリスト者にとって3・11は、聖書の言葉、説教の言葉の問題なのではないかと。
そこでこそ悩み、そこで苦闘しなければならないのではないでしょうか。
3・11後ということではないかと。
詩人や作家の方とは違った仕方で、

瓦礫の中から言葉を み言葉を 拾い集めていく
そういうことが今…。

★辺見さんの番組の要約は河津聖恵さんという詩人の方のブログで読むことができます。
 このブログの河津さんの言葉も必読です。
 河津さんのブログ 詩空間

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★写真は安桜山から見た関の街。教会は真ん中付近に。街には小高い山がたくさんあります。
by rcjhashi | 2011-05-09 14:33 | etc |
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