
この日のことを記憶にとどめよ。
失くしてしまった民主主義と平和主義を取り戻す闘いが、今日から新しく始まった。
これから舞台は国会前から、地方の都市、町や村にも移っていく。
ひとりひとりとの対話や、ちいさな集まりを大切にしていきたい。あたたかく、理を尽くして、心を込めて、自分のことばを語っていきたい。そうすれば無関心から、諦念から、わけのわからない呪縛から、自由にされる人たちが、きっと新しく生まれてくるでしょう。
憲法について、民主主義について、平和について、
もう一度、よく学び、思索し、自分たちのものにしていこう。
「与えられたもの」「押しつけられたもの」なんてもうだれにも言わせないようにしよう。
学生たちのあの声、机の上にじっと座り続けていたはずの学者たちの震える声、おじいちゃんやおばあちゃんの声、子どもを守るママの本能の声…。この声は無駄にならない。まだこの日本という国は、捨てたものじゃないってことを、教えてくれた。
「それでも前向いて生きる」ことが、もっとこれからたくさんの人たちに伝わっていくといい。
希望がないと思っている人がこの国にはあまりにたくさんいるから…。
9.19 この日のことは忘れない。
【憲法第98条】
この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。